毎年恒例のドイツ政府主催による、台北ドイツ文化センター(台湾のドイツ大使館に相当する)でのクリスマス・イベントです。
今年は前衛実験音楽ADAMこと前音劇廠での出演。
残念ながらリーダーのI-Chinがロンドンに行ってしまったのですが、代わりにピアニスト李世揚くんを迎え、さらにチェロ奏者:林慧君を加えてのクインテットで演奏。
李世揚は超テクニシャンのピアニスト。
演奏の流れに耳をそばだて、的確な、あるいは奇をてらった反応を返してきますが、ツボはハズしません。
現在、徴兵制のため軍隊生活を余儀なくされていますが(苦笑)、これからの台湾現代音楽会の中心的存在になることが期待されているミュージシャンです。
今晩は軍の宿舎から特別許可をもらって抜け出してきたそうです。
林慧君は台湾人ですがドイツに14年間滞在していて、今年戻ってきたばかり。
現代音楽や実験音楽が盛んなドイツの大学で教鞭をとっていました。
英語で話しているつもりがドイツ語になってたりします。
台湾のことは私の方が詳しいかもしれません笑
彼女、ふだんは呑気でにこにこしているのですが、演奏時の気迫・技術はすごいです汗
ということで、今日のADAMは以前の原始宇宙系から超先端技術系宇宙次元に突入です。
暴れるところはコワれ、キメるところは一筋に。
ADAMはドイツ人ピアニストのソロや、合唱団のあとのイベントのトリとして出演、決して一般受けするジャンルの音楽ではないのですが、ドイツ人関係者には大好評でした。
今夜は音楽の基礎をみっちりと鍛え上げたうえでの前衛実験音楽の醍醐味を味あわさせていただきました。
<前音劇廠>
●演唱:林芊君
●鋼琴:李世揚
●大提琴:林慧君
●印度塔不拉鼓:若池敏弘
●印度西塔琴:金光亮平
德國文化中心給您不一樣的聖誕音樂會
每年的聖誕節,世界各地準備許多活動來慶祝耶穌的生日,各個國家的市集、百貨公司等等都充滿著應節的食物、商品;人們走在街上不是聽到傳統的聖誕音樂,就是麥可喬治的老掉牙成名曲 《Last Christmas》一播再播。為了帶給民眾不一樣的聖誕節氛圍,德國文化中心在今年耶誕前夕,將舉行內容豐富的音樂饗宴,帶給您四場不同凡響的音樂表演。
今年のイベントのタイトルは「ひと味違う音楽会」
さすがはこだわりの変人を沢山生み出しているドイツ。
伝統的なヨーロッパの国でありながら他とは違ったことを積極的に取り入れようと云う姿勢、
政府のポリシーからしてドイツのこだわりが感じられます。
そういった意味でもADAMはまさにトリに相応しかったようです。
そういえばドイツ文化センターのクリスマス・イベントに3年連続出演しているのは私のみ。
ひと味違ったことをやっているということでしょうか笑
果たして記録はどこまで続くのか?