第2日目の早朝。
今日もいい天気です。
朝6時。
昨夜はみんな屋上に集まり深夜までインド音楽についての談話が続いていたので
参加者の大部分はまだ寝ています。
かなりワイルドな人もいます。
しかし早朝から練習する参加者も。
早朝からタブラの音が冴えわたっています。
7時半、朝の歌の時間です。
今年はRaga Bhairavをひたすら歌い続けました。
みんなで歌うのはいいですね。
休憩時間もインド音楽についてみんなでああだこうだ話し合ってます。
死んでいる人もいるようですが・・・
朝のコンサート開始。
シタールJudi,タブラHsaowenによるRaga Yaman。
夜のラーガですが・・
インドに留学しPt. Debu Chaudri師に直接シタールを習っている小毛も演奏してくれました。
伴奏はParkerのタブラ。
小毛はシタール上手過ぎです。
パーカーも打ち合わせ全く無しでステージの上で素晴らしいタブラぶり。
私はビビってしまいました。
素晴らしいRaga Kafiでした!
台湾大學音楽科のリカルド教授によるハルモニウムの伴奏でタブラのPeilingによるJhaptal10拍子のタブラソロ。
とても迫力のある演奏でした!
そして台湾を後2週間後に出てしまうイギリス人のタブラの生徒Aliceのために私はRaga Bilastikhani Todiを捧げます。 かなり悲しいラーガでした・・・
そしてRaga BhairaviをDadraでAliceのタブラと演奏。
イギリスでもタブラ楽しんで続けてください。
- photo by Fuya chang
午後は台湾大学音楽科のリカルド教授による、インドリズム理論Talaについてのワークショップ。
さすがにアカデミックな内容で
今年も大変興味深い踊りを披露してくださいました。
最後は台湾在住のベンガル人Rajat氏による東インドベンガル地方における民謡文化についてのワークショップ。
伝統的なものから部族的なもの、現代の音楽と融合した最近のフォークミュージックとこれからの展望などを、自ら率いる4人編成の楽団の演奏を交えながらかなり詳しく説明してくれました。
ベンガル地方はインドの一地方に過ぎないのですが、実に沢山の音楽文化があるのですね。
ベンガルの民謡と聞いてバウル(ベンガルの吟遊詩人)とバティヤーリ(ベンガルの舟歌)、ラビンドラ・サンギート(タゴールのつくった歌)くらいしか知らなかった私には新しいことだらけです。
北印度古典とは違ったフォークの世界を再認識する良い機会になりました。
Rajitさんの熱唱がすばらしかったです。
というわけで、無事に第4回目のサマーキャンプを終えることができました。
みんなでインド音楽をシェアして、生徒たちの成長を見るのははうれしい限りです。
来年のサマーキャンプ目指して今からみんなで頑張ってゆこうと思える楽しいイベントでした。
みんなで台湾の印度音楽界を盛り上げてゆきましょう!
謝謝大家!
そしてキャンプ終了後は希望者を募って陽明山奥に自然に湧いている温泉へ〜
ここはいつ来ても素晴らしいです!
♨♨♨!!!
今年のサマーキャンプに参加して下さったタブラ奏者の指原氏のブログにも今回の様子が載っています:
http://kazootbeat.blog47.fc2.com/blog-entry-367.html